あなたも経営者

家計を預かっている主婦の方は、家庭では「大蔵大臣」とか呼ばれていることが多いでしょうが、同時に家計に対する責任も任されています。これは、企業経営者の方と同じ事であり、収入こそコントロールできないものの、支出はやり方一つで随分とスリム化できます。

 

このために必要なものが家計簿ですが、決算書を作るわけではないので、支出の内容がわかればとりあえず十分です。これだけで家庭の「大蔵大臣」としての地位が高まります。

 

固定費と変動費

企業経営者は、原価や経費を無意識のうちであれ、固定費と変動費に分類します。固定費と言うものは、定期的に発生する支払であり、変動費は物を買ったりサービスを受けない限り発生しない支払です。

 

企業経営者は、売上がない限り支払ができないので、できるだけ原価や経費を変動費にしたいと考えます。給与を支払うより外注費にしたいという経営者の方が多いのはこのような理由です。

 

家計への応用

家計費もこのように固定費と変動費に分けることが可能です。毎月の保険料などはまさに固定費の代表格です。また、BSやCSなどの有料放送の視聴料も固定費です。有料放送は、毎日そのチャンネルを見ていて有効活用しているのであれば別ですが、そうでなければ否応なしに請求される無駄な支出です。